本来であれば、赤ちゃんの頭は子宮口の方を向いていますが、足やお尻が子宮口の方を向いてしまっている状態である『逆子』。医学的には「骨盤位」と言うそうです。
妊娠中に逆子だと言われると、とても気になりますよね。
私も24週の妊婦健診で「逆子だね~!」と言われましたが、「この時期の逆子は多くて、産まれるまでに治る人がほとんどだから大丈夫ですよ!」とのことでした!
妊娠初期・中期の子宮内は赤ちゃんが動き回るゆとりがあるので、頭の位置は上を向いたり下を向いたりと頻繁に入れ替わっています!
そのため、妊娠中期までは妊婦さんの30~50%が逆子と言われており、決して珍しいことではないようです!
実際に妊娠中期に参加した自治体の母親学級でお話したプレママさんたちの中にも、「今逆子です」という方が何名かいらっしゃいました!
妊娠後期になると赤ちゃんの頭は大きく重くなるので、自然と下を向き固定されていきます!
しかし、何らかの理由で赤ちゃんの頭が下を向かずにいると、子宮内を動き回るスペースがなくなり、頭が上を向いたまま固定されて逆子が治らなくなってしまうこともあります。
出産まで逆子が続く確率は、全体の3~5%とされています。
【逆子の原因とは?】
●母体側の原因…
骨盤が小さい・胎盤の異常(前置胎盤・低置胎盤)・子宮の異常(子宮奇形・子宮筋腫)
●胎児側の原因…
早産・多胎妊娠・羊水過多・胎児奇形
これらの原因があると、子宮内で赤ちゃんが上手く動けずに逆子になる可能性が高くなると考えられています。
しかし、多くの逆子は原因がはっきりしていないことがほとんどのようです。
【逆子はいつまでに治れば大丈夫?】
妊娠32週を過ぎても逆子の状態が続いていると、その後に正しい位置に戻すのは難しくなってくるようです。
赤ちゃんの身体が大きくなって子宮内に動き回る余裕がなくなり、羊水も減ってきて、赤ちゃんは自力で回転できなくなってしまいます。
しかし、これも個人差のあるもので、出産の直前に逆子になったり、また戻ったりする場合もありますよ!!
私は幸い、30週の妊婦健診で逆子が治っていることを確認してもらうことができました!
【逆子を治すためにできる事とは?】
①逆子体操
逆子体操をすると良い!というのはよく聞く話だと思っていたのですが、私の通う産院の先生は「最近は逆子体操をするのは良くないという事が分かってきているから、うちの産院では積極的に指導したりはしていません」とのことでした。
しかし、病院によっては逆子体操をすすめている産院さんもあり、母親学級で知り合った方は、「産院で逆子体操をすすめられて実践しています。逆子体操をしていると、赤ちゃんがお腹の中でグルングルン回っている感覚があります!」とお話していました!
病院や先生によって考えが分かれているようですが、骨盤を緩めてお腹の中で赤ちゃんが動きやすい状態を作る逆子体操。気になる方は調べてみてください!ただ、実践するかどうかは担当のお医者さんに相談してみるといいと思います!
②ツボ押し・お灸
実践したわけではありませんが、逆子に効くツボに「三陰交(さんいんこう)」と「至陰(しいん)」という2つがあり、指で押すかお灸で刺激するといいそうですよ!
三陰交はくるぶしの内側から指4本分離れたふくらはぎにあり、至陰は指の小指のすぐ外側にあります!
③外回転術
医師が妊婦さんのお腹に手を添えて、外から赤ちゃんをぐるりと回転させる方法を外回転術と言います。子宮収縮を薬で抑え、骨盤を枕などで高く上げて、手で赤ちゃんの頭部を反背中回りに回転させて体勢を戻すそうです!
ただ、高い確率で逆子を治すことができる一方で、頻度は低いもののリスクもあります。具体的には一過性の胎児の心拍異常・破水・性器出血・常位胎盤早期剥離などが起こりえるとのことです。
また、回したときに痛みを伴うこともあるようです。
この外回転術は、決して簡単ではなくリスクもあるので、実施できる医師は限られています。
私の通う産院の院長先生はこの外回転術を実施することができ、今度この術を受けるという方の話を聞く機会があったのですが、「この術をすればほとんど逆子が治るので、当院では逆子での帝王切開はほとんどありません!」と聞いたそうです!また、「術で逆子が治った後、出産までにまた逆子になってしまっていた場合には出産の直前にまた外回転術をして治してから経膣分娩ができます!」とのことでした!
帝王切開が何よりこわい私にとって、とても心強いお話を聞くことが出来ました!!
③カイロなどでお腹の上の方を温める
これは1度参加した産院のヨガ教室にて、ヨガのインストラクターさんからお聞きした話なのですが★
その方は双子を妊娠されていた時に、1人が逆子だったそうです。
その際に実践した方法で、本当に逆子が治って経膣分娩が出来たと言います!
お腹の中の赤ちゃんは、頭が熱いのを嫌がるとのこと。そこで、逆子で頭のあるお腹の上の方にカイロを当てて温めると、頭が熱いのを嫌がって下に回ってくれることがあるそうですよ!
⑤お腹の赤ちゃんに話しかける
これは私も実践していました♥赤ちゃんの聴覚の発達はわりと早く、妊娠20週ごろからママやパパの声が聞こえると言います!まだ理解力はないと思いますが、聞こえていると思って「頭はこっちだよ~!」「産まれるまでには頭を下にして出てくるんだよ~!」とお腹を撫でながらよく教えていました!
⑥お腹が張らないようにゆったりと過ごす
実際、私が産院の先生に言われたのはこの1つだけでした!妊娠週数がすすんでも逆子が治らなかった場合には先ほどの外回転術のお話がでていたのだと思いますが、まだ自然と治る可能性の高い時期には「お腹が張っていると赤ちゃんが回りにくいから、なるべくお腹が張らないようにゆったりと過ごしてください!」とのことでした!
仕事中はどうしても動いてしまっていましたが、逆子が治らない間にちょうど退職の予定だったため、退職したら逆子が治るまではとにかくゆっくりしようと決めて過ごしました!
【私の逆子体験談まとめ】
①24週の時に初めて逆子だと言われる。でもまだまだ自然に治る時期なので気にしなくて大丈夫とのこと!
②お腹の張りを感じる時に、身体を突っ張っているのかお腹の右上に頭の存在を感じる!!
③26週の健診でも斜めの逆子。
④28週の健診では「まっすぐな逆子になっちゃったね~」と言われる(;・∀・)先生に逆子体操とか何かしなくて大丈夫かと聞いてみると、逆子体操も良くないことが分かってきているから、とにかくお腹が張らないようにゆったりと過ごすようにとのこと。
⑤退職しゆっくり過ごしているうちに、胎動を感じる位置が変わってきて、逆子がなおったかも?と感じ始める!!
⑥30週の健診で逆子が治っていると確認してもらえた(^^♪
という経緯でした!!幸い特別なことをしなくても逆子が治り、臨月の今でも頭を下にしたまま落ち着いてくれています★赤ちゃんの位置が決まってくると、胎動も大体同じような場所で感じられるようになるので変わりないんだなと安心できています♥
このまま無事に頭を下にしたまま、元気に産まれてきてくれますように(*^_^*)
Next….『出産に向けた体力づくりや身体づくりへ★産院のマタニティヨガに参加してみました!』ということで、マタニティヨガについてレポートしていきます!
コメント